芦屋の地名
打出小槌町(うちでのこづちちょう)、業平町(なりひらちょう)、
伊勢町(いせちょう)親王塚町(しんのうづかちょう)
こう並べると在原業平の時代の歌物語の一節が、この
地に今も残って息づいているような気がします。
阪神大震災の大変な被害から13年。
町並みが大きく変わったところもありますが、
住宅地としての芦屋の街は、被害を乗り越えてようやく
新しい時代に向かおうとしているように思います。
古い家が、新しいマンションに変わり、一つの通りの
風景が完全に変わってしまった場所もあります。
変化の全てが、次第に大きな歴史の中に組み込まれて
時は流れていくのでしょう。
時は人の全ての営みを、いつか認めて許してくれるようで。
はるかな平安の時代から、この地で生きてきた様々な
人生が、今も変わらぬ山や川や木と共に、ここにあるのだ
と思ったりもする、芦屋の地名の話でした。
「こんな場所」カテゴリの記事
- 芦屋の「神戸屋cafe」(2017.02.24)
- 芦屋「未来屋書店」(2016.02.21)
- 芦屋「西村珈琲」(2016.01.30)
- 西宮市出身の芸能人(2016.01.10)
- 阪急・西宮北口駅(2015.12.30)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント